随所に楽しむ in Boston

2019年夏からボストンの大学院に留学することになり、学生生活やアメリカでの子育てに関する気付きをゆるゆると記します。

カリフォルニア州司法試験

日本人がアメリカの司法試験を受験する場合、一般的にはニューヨーク州の司法試験を受験しますが、徐々に受験資格が厳しくなり、アメリカのロースクールでLLMを取得しても、日本の大学の法学部を卒業しているだけでは、受験資格が認められないケースも出てきているようです。

www.nybarexam.org

 

そこで、日本人でも受験資格を満たしやすいカリフォルニア州の司法試験に関する情報やサイトをまとめておきたいと思います。

あくまで2019年3月時点の情報であり、適宜更新される可能性がある点、ご留意ください。

 

 【受験資格】

  外国人の受験資格として、以下のいずれかを満たすことが条件となっています。

  • Obtain from a credential evaluation service approved by the Committee of Bar Examiners a certificate that the applicant’s first degree in law is substantially equivalent to a Juris Doctor degree awarded by a law school approved by the American Bar Association or accredited by the Committee
  • Obtain from a credential evaluation service approved by the committee a certificate that the applicant’s first degree in law meets the educational requirements for admission to practice law in the foreign state or country in which it was obtained.

 【受験資格を証明してくれるサービス一覧】

  カリフォルニア州司法試験のWEBサイトに外国人の受験資格について

  評価してくれるサービスを提供する団体の一覧が掲載されています。

    http://www.calbar.ca.gov/Portals/0/documents/admissions/Education/Credential_Eval_Serv.pdf

 

■参考リンク

順次、受験資格の確認にあたっての実体験等は更新するようにします。

 

■2020年1月30日追記

  • IERFという受験資格の評価機関に日本の大学(法学士)の単位等を評価してもらったところ、アメリカのJDと同等の学位とは言えないと評価され、カリフォルニア州のBar協会から受験資格無しの通知をもらってしまいました
  • 大学時代に受けた授業の種類にもよると思いますし、他の機関であれば、違う評価結果が出る可能性もありますが、日本で弁護士資格を持たず、法学士の学位しか持たずにカリフォルニア州司法試験の受験を検討している方はご注意ください※私は、他の第三者機関からの評価取得及びニューヨーク州など他州での受験(2021年2月)可否を検討・調査中です

www.ierf.org